カウンセラーコラム

2016-07-04【恋愛】

扉の向こう
4歳の長男は、保育園に好きな女の子がいるらしい。しかも年上。やるじゃん。
ある日お迎えに行くと、好きだと言っていた女の子に
「その服変だよね、かわいくない」
と言っているのが遠くから聞こえてきた。
帰りの車中、事情を聴いてみる。

「この前言ってた女の子のこと、まだ好きなの?」
「うん、好きだよ」
「喧嘩したの?」
「ううん、してないよ」
「さっき怒ってなかった?かわいくないって言ってたよね」
「うん、だって僕のことかわいいって言ってくれないんだもん」

息子はコミュニケーションの方法が分らなかったのだ。
4歳にして既に好きな女の子に意地悪してしまうというあれだ。
しかし、自分を見て欲しいからと言って相手に体当たりでぶつかっていくようなコミュニケーションの術しか持たないなんて悲し過ぎる。
相手に気付いてもらうまで、扉が壊れて開くまで体当たりし続ければ、お互いに痛みしか残らない。
扉を開けるには、押したり引いたり、スライドだって出来る。開ける前にノックをすれば、もっとジェントルだ。

かくして息子は私のアドバイスに従い、好きな女の子からの「一緒に遊ぼう」をゲットすることに成功したのでした。
しかし次の瞬間、「やっぱりやめた!」と踵を返され、「やっぱり嫌いだ」と落ち込んで帰るのでした。
息子よ、これが女心というものだよ。負けるな4歳!
産業カウンセラー
一般社団法人10代ホットライン協会 メールカウンセラー養成講座修了