私が１０代のころ
親・先生・周りの人たちから『おまえはまだ若い』と
よく言われた。

私はこの『若い』という言葉がキライで仕方がなかった。

だって、
ヘンな期待をされる時と、
子ども扱いされる時によく使われるから。

『おまえはまだ若い、未来に向かってがんばれ。』
っていうヘンな期待とか、

『おまえはまだ若い、だから今は何もわかっていない。』
っていう子ども扱いとか。

確かに若いかも知れないけど
１０代とはいっても生きて来た人生で、今の自分が一番年を取っている。

『今の自分が精一杯なんだ』って言いたかった。

それに
『大人との話し合いって、なんであんなに気持ちが伝わらないんだろう。大人も元は１０代だったはずなのに。』
って思ってたなぁ。

他にも
『私たちが若かったころは‥』とか
『今の若い子は‥』とか
よく言われたっけ。

今まさに１０代のあなたはどう？
当時の私みたいに、言いたいことがいっぱいあるでしょうね。

あのころ私が大人にしてほしかったことは、たった１つ。

『否定しないでゆっくり聞いて』だった。

『大人ほど言葉を知らないし、自分の気持ちも上手く話せない。でも伝えたいコトは確かにある。』
そんな思いだった。

１０代のあなたへ‥

でもね、
そんな思いを覚えている大人もいるってことを知ってほしい。

あなたが今感じている気持ちを否定しない大人もいる。

私があのころ苦しんでいたように
今のあなたも苦しんでいるのでしょう。

もしあのころの私に会えるなら、こう伝えたい。

『泣きたくなる思いも
行き場のない怒りも
伝えきれないもどかしさも
どんな気持ちも否定したりしない。
上手く言わなくていい
泣いてもいい
怒ってもいい
何でもいい

だから、

話してごらん。
もう１人でかかえなくていいよ。
もう１人で苦しまなくていいんだよ。』

そう言って強く抱きしめてあげたい。

これは
あのころ救えなかった私へのメッセージ。

そして
これは救えるあなたへの‥メッセージ。

沖島 由香

心理カウンセラー養成講座 コミュニケーション講座 傾聴トレーニング講座 恋愛心理分析講座 自己分析講座 自己実現講座 上記の講座を受講後、各講座の講師資格を取得、 同時に心理カウンセラーとしても活動。 株式会社ＪＰＡ　電話カウンセラー養成講座修了 【その他】 日本語教師の資格を取得 現在、日本語学校の非常勤講師として、 外国人留学生に日本語を教える仕事もしています。 留学生はホームシックや文化の違い等から、 メンタルバランスを崩しがちなので、 日本語学校でもカウンセラーの資質を活かしながら勤務しています。