カウンセラーコラム

2015-03-11【研修レポート】

箱庭講座 STEP1 を学んで
箱庭療法とは・・・
「箱庭療法は夢分析や絵画療法などと並んで、無意識へアプローチする方法のひとつです。
クライアントは無意識の領域を含んだ“思い”を箱庭というイメージの世界で表現します。
つまり自分の内側にあるとらえどころのない思いや言葉では表現しづらい思いなどを
砂とミニチュアを用いて箱の中にひとつの世界を作るのです」とのこと。

無意識へアプローチをして、箱庭というイメージの世界を表現するということに興味をひかれ「いざ、沖縄!」
箱庭講座 STEP1 に参加しました。

「無意識ってどういうこと?砂とミニチュアでイメージを表現する?」と最初は頭の中にクエッションマークが浮かんだ状態で、いざ実践!

「砂とミニチュアを使って自由に表現してください」というセラピストの言葉からはじまり、まず砂の造形から入りました。
なんと驚くことに自然と「○○をつくりたい」という思いがわき起こり、すぐに実行!
砂の感触を確かめながら少し時間をかけて造形完了。

そして、次はたくさんあるミニチュアから自分が気になる物を選んで箱庭に配置する作業に入る。
悩みながらも、家・自分・動物などを選んでいく。そして完成!

完成した箱庭をもとに、セラピストと一緒に共同作業をしながらイメージを具体化していきます。しかし、もともと感じるままに選んで配置した
ミニチュアなので、「なぜ選んだのか?なぜここに配置したのか?」と自分でもわからないので行き詰まりそうになる時があります。

そこで、セラピストが一言。

「ここにある自分役のミニチュアをあちらに動かしてみてください」
「なーんだ、そんなこと簡単」と思いながら動かそうとすると

何と、動かせない!

本当なのです。いくら動かそうとしても心が拒否するのです。

また、ここでセラピストが一言。

「では、あちらに動かすために何でもよいので他のミニチュアを選んで一緒に配置してください」
「そんなこと言われてもなあ・・・」と思いつつ、即座にすでに配置してある犬3匹を番犬として自分役のミニチュアの周りに追加配置!
なんという安心感。もう余裕で動かせます。

このように自分で配置したミニチュアを動かしてみたり、違う方向からみたり、ミニチュアを追加することによって、自分の内側も変化し、新たな可能性
を見つけることができました。
それによって、自分自身も気づいていない新しい発見や、自分を見つめ直して受け入れるということを体験しました。

自分で無意識にだしているメッセージを箱庭という形で表現し、それを通して新たな気づきや可能性を体験することができるかもしれません。
興味があったら、ぜひ体験してみてください。
一般社団法人日本オンラインカウンセリングサービス認定 心理カウンセラー1級