カウンセラーコラム

2016-05-10【恋愛】

第7回新恋愛心理学-上手な恋愛の仕方・序章前編-
「上手な恋愛の仕方・序章前編」


さてさて、やっと上手な恋愛の仕方について書くことになりました。

これまでは、恋愛がうまくいかない人向けに原因の一端を説明してまいりました。

これから以下のように話を進めていきますね。

1.序章
2.好きな人をどうやって見つけるのか編
3.恋愛関係の育み方編
4.好きな人が複数できてしまったら編
5.他人を愛したことがない人の恋愛の仕方編
6.恋愛を通して成長する編


まずは、序章です。


序章では、「愛」についての定義をちょこっとだけ書いておきます。

恋愛も「愛」の一部なので、「愛」についての共通理解があると
このあとの記事が読みやすくなります。


思春期の頃に一度は「愛ってなにさ?」と考えたことはありませんか。

もちろん答えは様々ですね。

この新恋愛心理学では、「愛」を観念的なものとは捉えません。
観念、または感性の産物だとすると「愛」の定義自体が無意味なものとなると私は考えるからです。

日本人は、愛、思いやり、気配り、気遣い、気働き、などの他者間での心の交流を
観念的、想念的、道徳的に意味づけする傾向があるように思えます。

それはそれで、日本の伝統的な社会では有益に作用していました。

「言わずもがな」「言わず語らず」「言わぬが花」「言わずと知れた」「言うにいわれぬ」
「言えば世の常」「言わぬは言うにまさる」

上記の語句は、いずれも口に出して詳細を説明するよりも空気を読んで感じ取れ、ということを良しとしています。

日本人にとっては、「愛」も同様にその正体を詳細に説明するのは野暮で、目と目で見詰め合えば、
ほら、わかるでしょう。
なんだかわからないけど、背中に電流が走るでしょ。

そ!
それが愛というものさ。

ってな、なんともわかりにくい説明がまかり通るわけです。


恋愛上手な方にはそれでいいのでしょうけど、恋愛下手を標榜する当ブログの読者諸兄にとっては、
ますますまだ見ぬ恋人との「縁」が遠のいてしまいます。

(し、しまった。「縁」という単語をカギ括弧付きで書いてしまった!「縁」についてのお話はまた今度)


そこで、わかりやすい「愛」の定義をここで披露したいと思います。


「愛とは、自分や他者の成長を目的とした自己拡張をしようとする意思である」


・・・・・ごめんなさい。ぜんぜんわかりやすくなかったですね。



読者の皆様、本日はここで力尽きてしまいました。
この続きは、本日中に書きますので、今夜また見に来てください。

なにせ、50歳を超えると出張帰りに記事を書くのは心臓に悪いですよ。

え?

だったら前もって書いとけって。


・・・・・・・・・正解!


それができないところに人間味があると密かに自分を慰める今日この頃。

なにとぞひろーーーーい心で見守ってやってください。

予定としては、二三日後に何とか続きをアップしたいと思っております。

日本嗜癖行動学会正会員
米国アライアント大学大学院精神病理学履修