カウンセラーコラム

2013-05-10【家族】

子育てコラム9「言葉の力」
こんにちは、佐藤文です。
今日は言葉の力について。
って、かっこいいタイトル?になりましたが、要はちょっとしたこと。

ちょっと汚い話になりますが…(^^;
先日検便容器を持って帰った息子さん。
その日の夜に「出そう!!」というので、私は思わず「流さないでね!!」と、言いました。

そう、「流さないでね」です。

これを聞いた息子は…「流しちゃった…(・・;;;」ですよね~(^^;;;

人間の脳は聞いたことを想像してしまうそうです。
だから、「流さないでね」というと「流す」ことを想像するんですね。

子どもがコップに入れたお茶を運ぶ時、親は「こぼさないでね!」と注意をしますが、
まあ~こけたり?ひっかかったり?よそ見したり?で、よくこぼしてくれますね(笑
これも「こぼす」ことを想像するらしいです。
なので、「上手に運んでね」と言うのがいいと。

この話を聞いてから、私はなるべく子どもへの声かけを「良い想像ができるもの」にしています。

これって、コンビニのトイレなんかに貼ってある「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」と似ているかも(笑)
「汚さないでください!!」って高圧的に書いてあるよりも、↑の方が「きれいに使おう~」って思いますよね。

あとは、「○○しないでね」という禁止言葉。
大体子どもはその○○をしてくれます(^^;

そんなとき私は、「そのままにしておいてね」「見るだけよ」を使います。
ま、そうは言っても子どもの好奇心は無限大なので、触ったり、ぐちゃぐちゃにしたり、色々やってはくれていますが(^^;
それでも、「○○しないで!!」と怒る回数は格段に減った気がします。
「見るだけだよ」というと、大人しく座って見ているときもあり、かわいいです。

子どもが想像しやすい、具体的な言葉を言うと、割とわかってくれるようです。
ただ、「○○しないで!」だと、「じゃあ、どうすればいいの?」となるので、
「見るだけだよ」「そのままね」「上手に運んでね」「そーっとね」という言葉を使っていくと、いいですよ♪

コンビニのトイレもそうですが、大人もそうかもしれませんね。

あと、恋愛にも通じるところがあるかも!!
「嫌わないで!」と言っていると、どんどん嫌われていきます(^^;

ちょっと言葉のかけ方を工夫すれば、相手の感じ方は全然違ってきますよ。
そして何より自分も子どもも気持ちいい声かけをすれば、親子関係はきっと良くなるはず☆☆

いつも「○○しないで!!!!!!」と怒っているお母さん方、そうでない方も、
本当は「どうしてほしいのか?」に変えて、言ってみてくださいね。
ぜひとも、お試しあれ!!

佐藤 文
株式会社JPA 電話カウンセラー養成講座修了