カウンセラーコラム

2013-12-17【研修レポート】

夢分析に触れて
無限に広がる大海原へ、何も積んでいない小舟で大冒険へ旅立つ感じ!
何が待っているのか、何と出会うのか、何と繋がっていくのか、ワクワクが止まらない感じ!

それが夢分析を学び始めて2ヶ月目の今の気持ちです。

最初は、夢分析と言えば
「空を飛ぶ夢を見た?ふむふむそれはね、しがらみから解放されて自由になりたいと望んでいるのかもね。」とか
「恋人が死ぬ夢を見た?ふむふむそれはね、大事な人を失いたくないという恐怖からそんな夢を見たのかもね。」

なんて、夢の意味を解釈することだと思っていました。
しかーし、なんのなんの、そんなちっぽけなものではありませんでした。


私たちの意識というのは、知覚全てから取り込んだ情報の4%ぐらいしか意識していないそうです。
その他96%は意識できてない訳ですね。
そして、そんな膨大な無意識の領域から送られてくるメッセージが夢だそうです。

「無意識は、その時に必要な夢を見せてくれているのです。
「夢には、置き去りにしてしまっている大切な気持ち、進むべき方向についてのヒントなど、温かいメッセージが含まれているのです。

とテキストにあり、本当に嬉しくなりました。

更に嬉しいことがあるのです。

ユングによれば、夢は集合的無意識(個人の経験を超えた人類共通の心理的構造)とつながっているとか。
とすれば、夢を見ているときは人類全てと繋がっており、その広大無辺なエネルギーからエールを送ってもらっているとも言えるのですね。
なんと壮大な生への讃歌でしょうか!

夢分析というのは、カウンセラーがクライエントの夢をじっくりと聴き、イメージを共有することから始まります。
そうやって聴いてもらうことでクライエントも自分の夢をもっと詳しく思い描くことができ深く味わえるようになるわけです。

ところがこれがなかなか難しい。
やってみるとつい自分なりの意味をつけたり解釈したりを反射的にしてしまうのです。
分かって安心したくなるのですね。
これをやってしまうと、広大な無意識からのメッセージを自分の小さな枠組みに押し込めてしまうことになる。
注意、注意!夢は分からないことを大事にする。それが可能性なんですね。

例えば次のような夢を見て夢分析を受けたときのことです。

(私は現実にネコを飼っているのですが、その)ネコがあっちこっちに何十箇所も粗相をして(オシッコです・・)、私は周りの人に「すみません、すみません」と謝りながら始末をして回っています。しんどい気分です。

現実でも3箇所と規模は小さいけれど同じようなことがあったので、それが印象づけられてこんな夢を見たんだなと思っていました。
それが夢分析を受けて、全く別の角度から深い気持ちを味わうことができました。

「オシッコのシミになってみてください」と言われたのです。

は?オシッコのシミになる?

カウンセラー:「オシッコのシミになって、何でも言いたいことを言って」

え?え?うーんと・・
私:「あっちでもこっちでもどんなところでも好きなところに居ていいでしょ。」

カウンセラー:「それから?」

私:「蒸発して水蒸気になって大空を漂う。すごくいい気持ち」

カウンセラー:「それが舞原さんの本当に望んでいることかも知れませんね」

その言葉を聞いたとき、いつのまにか置き去りにしてきた大切な気持ちを思い出したのです。そしてその気持ちに従って望みを実現する準備を始めました。

夢分析の素晴らしいところは、人から何か教えられるのではなく、自分の奥深いところの思いもかけなかった気持ちに気づくことだと思います。
そしてそれは未来を指し示してくれる深淵なメッセージです。

さあ、今夜も荒唐無稽で深淵な夢の世界に出かけようっと。
夢分析を学び始めてから、昼と夜、人生2倍楽しんでいます。
内閣府認証 日本心理専門士協会認定資格 上級心理士
株式会社JPA所属 JPA公認 上級心理専門士
一般社団法人日本オンラインカウンセリングサービス 公認カウンセラー
米国NLP協会認定 NLPマスタープラクティショナー
株式会社JPA認定 夢分析セラピスト
JPA特別対人関係講座修了
エキサイト恋愛結婚「恋愛なんでも相談室」アドバイザー
行政書士法人提携離婚相談カウンセラー