カウンセラーコラム

2015-07-03【研修レポート】

箱庭講座で見つけた「カウンセリングマインド」
「箱庭講座 in okinawa」もstep2を無事に終了しました。
初回から共に学んだメンバーとは何とも言えない絆を感じています。

それぞれの表現を共有すること、お互いを思いやる時間、相手を尊重する空間・・・
迷い悩み、立ち止まり、それでもココに来て自分と向き合う。
いや、だからこそココに来るのかもしれない。

皆の箱庭が物語る人生観を垣間見たとき「私たちは生きている」んだな・・・と実感しました。

そんな表現をたった一本の木で示したメンバーがいました。
草も木も花も動物も、皆みんな地球に根差して立っている。
「私がここにいる」なんて当たり前、なんて明快、なんてシンプル。でもなんて深いんだろう・・・

いつもと作る箱庭のイメージがガラッと変わっているメンバーもいました。
「あれっ、どうしたんだろう?」
でも、彼女はとても楽しそうに続きを作りたいと言っていた。
人の成長まで感じることができるなんて、驚きです!


私は毎回テーマを持って箱庭で表現してきました。
その時の自分と向き合いながらセラピストと対話する中で、気持ちが動き箱庭も動く。
すると実際、行動にまで移すことが出来て世界が変わる。

今回もさっそく行動に移す場面があり、少しだけ理想の形に目線が向いたという事実がありました。
だから、まだまだ頑張れると感じることが出来ました。

また、与えられたテーマで作る箱庭では、選べるミニチュアは5つまでと言われ悩みます。
たった5つで「思い出の風景、懐かしい場所」を表現するなんて・・・
でも、たった5つのなかに大嫌いなものを選んで置いている自分がいました。

セラピストに指摘されるまで完全に無意識だった私は「あっ!!これは自分だ!」とびっくりしました。
その時嫌いだった自分自身だったのですね。
嫌いだったけど、そんな自分も自分の一部。しっかり選んでるじゃん!


そして最後に、一つのミニチュアだけで表現する箱庭。
結構迷っていたけど、「あ、いいものみーっけ。」という感じで手に取ったのは透明のまんまるい水晶のようなもの。
それは、無色透明で何色にも染まらないけど何色も吸収したり解き放ったりできる。
しかも底は平らで適度な重みもあるから安定感が十分。
まんまるでつるつるしていて気持ちいいから誰でも触っていいよ、という気になる。

実際私はメンバーひとりひとりに手渡していた。「触ってみて気持ちいいよ。」と。
何とも言えない満足感というか、充実感があったな・・・
あの重み、つるつる感、透明感、なんかいいな・・・
そして、それは私だけのものではなく、誰もが持っていていいもの、そんな気がしていた。

このあと自分でも驚くことがありました。
その箱庭を作ったときはいなかったメンバーが後で合流したとき、「長谷川さん、この箱庭のタイトルは?」
と聞かれ私は思わず「それはねー、カウンセリングマインド。」と答えていました。

そう答える私に小幡講師は「そうかー!!カウンセリングマインドね!」と、私の気持ちを受け取ってくれました。
なんとなく考えていたらスルっと出てきたのだけれど、嬉しかったな。

ネガティブでもないポジティブでもないニュートラルな状態。
「人間が持つ建設的で健康的で肯定的な方向へ進む力」のようなもの。
これだな。そんな感じがしたのです。

だからみんなの中にあるのです!
それが目の前にあって手に取ってみることが出来たなんて、最高の体験になりました。

「ありがとう箱庭。また来るよ。」








株式会社JPA 電話カウンセラー養成講座 修了
        上級心理カウンセラー養成講座 修了
JPA公認カウンセラー

調理師免許
ホームヘルパー2級