カウンセラーコラム

2014-05-20【仕事】

老いの勉強  まとめ編
忙しさにかまけていたらあっという間に春が過ぎ初夏を思わせるような季節になっていました。(笑)

さて、私も介護業界で奮闘すること一年が過ぎました。業務は本当に大変なのですが今までにない貴重な経験が出来ました。

そして、避けることが出来ない「老い」という問題を改めて意識したのです。
自分がどんな風に人生の終盤を送りたいのかを初めて考えました。
「終活セミナー」なるものにも参加しましたが、年配の方々の多くが子どもの世話にならず夫婦、または一人で自立した暮らしを望んでおられるようでした。
「終の棲家」としていろいろな施設や住宅があることや在宅医療、介護まで知らなかったことがたくさんありました。
従来、住み慣れた我が家で家族に看取られる事は当たり前だったように思いますが、今では最後の時を迎えるための選択肢がいろいろあります。

病院で出来る限りの治療をして少しでも長く生きていてほしいと家族なら思うのではないでしょうか。
ですが高齢者の方の中には、延命治療は考えず体が悪くなる前から自分らしく割りと自由に生活が出来るような住宅に移ったり、医療や介護体制が整った施設などに移住したいと考える方もおられるようです。

また、家族がいてもいなくても「家にいたい」と思う高齢者の方は多く、私が勤める病院にもそうおっしゃる方がおられます。
まだ例は少ないようですが看取る家族がそばにいなくても「在宅死」を可能にしている医療、介護体制もあるようです。

私も夫はすでに他界している、娘二人にはそれぞれ家庭を持ってほしいと考えているので、なんとか一人で自立した生き方をしたいと常々思い巡らせているところです。

ところがやっかいなことに今や高齢者の4人に1人は「認知症」であると言います。
根治療法はまだなく初期段階での予防で症状悪化を遅らせることが必要になってくるようです。
自分で気づくことは難しく、家族が「なんかいつもと違う?」と感じるようなことから少しずつ表れるようです。

そしてすでに発症している高齢者の中には「老老介護」や「認認介護」なるものまで存在しているのが現実です。
また、支える側の家族の方が疲弊し体調を崩してしまうケースも大いにあります。
認知症は患者のプライドを保ちながらさりげなく支えることがポイントなのですが、これには行政や医療機関などの整備が必要であり、周りの人間に出来ることは患者への接し方を学ぶことだと痛感しています。

私はこの度、認知症患者さんから学ぶことが大いにあり、「介護職」がプロフェッショナルとしてとても重要な職業だと感じました。
家族には出来ない事もプロとしての意識と技術を高めて接し、それでいて患者の尊厳は重視しなければならない。
難しいお仕事です。やがて自分も逆の立場になると思うととても複雑で一言では表せない気持ちです。


知らない世界を体験し考え模索することは自分にとっての何よりの財産になりました。
ですが、この問題に終わりは無く自分が生きている限り考えていかなければならないのだと解りました。

自分らしく生きることの重要さを改めて意識した1年間でした。
株式会社JPA 電話カウンセラー養成講座 修了
        上級心理カウンセラー養成講座 修了
JPA公認カウンセラー

調理師免許
ホームヘルパー2級